公開記念舞台挨拶レポート
「
HARAJUKU~天使がくれた七日間~」公開記念舞台挨拶<
1回目>
2020年 9月 26日(土) 池袋シネマ・ロサ
ゲスト:馬場良馬さん、真宮葉月さん、松田圭太監督
緊急事態宣言が出されたことにより、当初 4月に予定されていた公開が延期になった「 HARAJUKU~天使がくれた七日間~」でしたが、ようやく 9月 25日に公開を迎えることができました。
待ちに待った公開を記念して、舞台挨拶を行いました。
感染対策としてお客様の入場数を制限し、登壇の人数も最小限に抑えるために監督が MCを務めるというコロナ禍ならではの舞台挨拶の様子をレポートします。
映画を観終わったお客様に暖かく迎えられて、さっそくひとりずつのご挨拶から、と思いきやいきなり言葉につまる監督(笑)
すかさず馬場さんが「さっき打ち合わせしてたじゃないですか!笑」とツッコミ。
いいコンビでスタートです!
馬場さん「本日は朝早い時間から、あまり天気もすぐれない中ですが足を運んでいただきありがとうございます。(新型コロナウイルス感染症が)このような状況の中ではありますが、楽しんでいただければと思います。」
真宮さん「本日はお越しいただき、ありがとうございます。真宮葉月です。短い時間ですが、宜しくお願いいたします。」
松田監督「監督・脚本・撮影・編集、あとは本日 MCを担当します、松田です。短い時間ですが楽しんでいってください。」
無事にご挨拶をいただけたところで、質問タイム!
質問 1:公開の延期が決まったとき、どう思いましたか?
馬場さん「自分自身、コロナの影響で舞台が数本、ドラマが1本飛んでしまい、『 HARAJUKU』も延期とはいえ、本当に延期で済むのだろうかと思っていました。映画は撮影しただけじゃ成立しなくて、映画館でお客様に観ていただいて初めて成立するものなので、無事に公開を迎えられてホッとしています。」
無事に公開が迎えられたことをキャスト・スタッフみんなが喜んでいますが、実は当初『 HARAJUKU』は 2019年公開予定でした。当初の予定から大きく公開がずれこんだので原宿の街並みも変化し…?
馬場さん「だってもう今、原宿の駅舎って新しくなってますからね!?」
松田監督「そうそう。このポスターの写真は前の原宿駅ですから。」
馬場さん「だからこのポスターも見る人によってはちょっとノスタルジックな気持ちになっちゃいますね。」
撮影からかなりの期間があいた『 HARAJUKU』ですが、真宮さんはどんな気持ちだったのでしょう?
真宮さん「今は配信サービスも充実していて、家でいろいろな作品が観られる時代ですけど、原宿や表参道の情景を大きなスクリーンで観てもらいたいってずっと思っていました。だから絶対に中止にはなってほしくないなって。」
松田監督「配信と映画館だと音の幅も全然違うので、やっぱり映画館で観てもらいたいですね。」
馬場さん「家で配信だとながら見とか一時停止とかできちゃいますけど、映画館ってその映画のためにある程度の時間を集中して過ごすっていうことができる空間なので、僕はそれが好きですね。便利な世の中ですけど、映画館や劇場みたいな古き良きものを残していきたいですよね。」
松田監督「いいこと言うねぇ~でも、本当に馬場くんの言う通りで、こういう状況になってやっぱり人と人が面と向かって会うってことや、映画館に行ったりするアナログ的な体験って絶対に必要だと思いますね。人として生まれてきて、人として色々な関係性を築いていくっていうね…」
映画に携わるキャスト、スタッフならではの感性が聞けたところで次の質問へ
『 HARAJUKU』は映画だけでなく、少しお話を変えて朗読劇も行っていました。そこで…
質問 2:映画と朗読劇、どちらも英雄役で出演した馬場さん、違いは何かありましたか?
馬場さん「映画を撮影したときには朗読劇のことはまだ知らなくて、映画は映画の英雄として生きていたので、朗読劇の方がまたゼロから異なる英雄をつくるエンジンをかけなくちゃって負荷はありました。その分、映画はまっさらな感じで演じていました。」
松田監督「映画はね、外に出るからパンケーキ食べたり竹下通りを歩いたりってまた違うよね。」
馬場さん「竹下通りで撮影しましたね!撮影は当時の最新機種だった iPhoneXで撮ってたんですよ?なのに今やもう 11が出ちゃって!」
松田監督「 iPhoneで撮ってね!こうやって。」
ここで松田監督、おもむろにポケットから私物の iPhoneを取り出す(笑)
馬場さん「 11じゃないですか!浮気しちゃって!しかも監督、ライトついてますよ!笑」
松田監督「思ってたように上手く出せなかった…」
馬場さん「みなさんもうお気づきだと思いますけど、監督ちょっと天然なんですよ!だからね、撮影中も“あれ、押すの忘れちゃってた…”みたいなのもねえ?あんな大事なシーンでねえ?」
真宮さんに同意を求める馬場さんと笑っちゃってる真宮さん(笑)
馬場さん「(真宮さん)言っちゃってくださいよ!どんだけ大事なシーンだったか!」
真宮さん「お好み焼き屋さんで私がビールをかけるシーンで、“よーいスタート!”の声でビシャーってビールかけたら、(監督が)“あ、録画忘れてた”って(笑)」
馬場さん「そんなことあります!?」
松田監督「僕もね、よく分かんなくなっちゃって、“急いで拭けば大丈夫”とか言っちゃって。“髪の毛拭いて!”“衣装はもう…仕方ない!”みたいな(笑)」
馬場さん「ということは、粗を探すようですけどよく見たらちょっと濡れてるってことですか?」
松田監督「いえ、濡れてないです(断言)」
監督の言い切りっぷりに会場爆笑
松田監督「ほら、時間も時間だったじゃない?」
真宮さん「朝の 4時とか 5時くらいまで撮ってましたね。」
松田監督「そりゃあ RECボタン押さないことだってありますよ。」
馬場さん「よりによってそのシーンはダメじゃないですか!?」
松田監督「そういうシーンだから起きるんだよ。」
馬場さん「でもねえ?かける方は 1回だとしても心苦しいじゃない?」
真宮さん「撮る前に“ 1回で終わらせるからね!”って何回も言ってたんですよ。」
松田監督「あれ、リハーサルじゃなかったっけ?(真宮さんが間違って)かけちゃったんじゃないの?」
馬場さん「女優さんのせいにしてる!笑」
松田監督「あれ~?そっか。すみません(笑) でも、よかったんじゃないですか?笑」
あまりのしらばっくれと、スタッフからの締めてくださいというカンペに急に話をまとめ始めた監督に馬場さんが爆笑
最後の締めへ…
松田監督「こういう状況の中で今日こうして劇場で作品を観ていただいて、改めて人に会って話すっていうのは大切だし、健康的な行為なんだなっていうのを認識できたし、そういうテーマも含んだ作品なので何かひとつでも心に残るシーンがあればいいなと思います。本日はお越しいただき、ありがとうございました。」
真宮さん「今回撮影した場所は現実にある場所ばかりなので、こういう状況ではありますけど、映画を観て原宿におでかけをしたときには、景色も楽しんでいただけたらなと思います。今日はありがとうございました。」
馬場さん「本日は短い時間ですがありがとうございました。この作品は 2年間、卵を温めているような感覚でした。昨日、陽の目を見ることができて嬉しく、そしてホッとしています。コロナで僕たちエンターテイメントに携わる人間は一番最初に必要ないとされる仕事なのかと思いましたが、こうしてコロナと戦っていく中で、元気に生きていくためにエンターテイメントは絶対に必要だなというのを日々実感しています。映画館に足を運ぶことで、息抜きをして、この映画を観ることで“生きるってなんだろうな”“大切にしたい人ってなんだろうな”と思いながら明日からまたアルコール消毒に努めていただければと思います。本日は誠にありがとうございました。」
監督が MCを務める、今ならではの舞台挨拶でした。
これからご覧になられる方は、“ビールのシーン”濡れているか要チェックです!
「 HARAJUKU~天使がくれた七日間~」は池袋シネマ・ロサにて上映中です!
「 HARAJUKU~天使がくれた七日間~」公開記念舞台挨拶< 2回目>
2020年 9月 26日(土) 池袋シネマ・ロサ
ゲスト:馬場良馬さん、真宮葉月さん、松田圭太監督
舞台挨拶 2回目のレポートです!
2回目も松田監督 MCでの進行で進みます。
2回目もおひとりずつのご挨拶に続いて質問タイム!
1回目に惜しくも時間切れで聞けなかったことを質問します。
松田監督「では、進めていきます。………(カンペ)見ないと。」
監督、さっそくカンペを取り出します。
馬場さん「急にたどたどしくなりますね。さっき楽屋であんなに流暢に喋ってたのに、ここ(=舞台)まで来たら急に“あ、はい。はい。”って小学生みたいになって(笑)」
松田監督「やっぱりさ、人目って緊張するよね。こんなに人に見られてるかと思うと……人目怖い(笑)」
そんな人目の怖い松田監督が進行していきます。
質問 1:本作は天使が出てくる少し不思議なお話ですが、馬場さんと真宮さんは不思議な体験をしたことはありますか?
真宮さん「占いとか気にしちゃいますね。」
馬場さん「『 HARAJUKU』は英雄の前に天使が現われて、これから自分が死ぬことを知った英雄が死ぬまでの最期の七日間をどう過ごすかっていうお話なんですけど、脚本も監督ということで、監督自身も不思議な体験をしたからこそのこの脚本ですか?」
まさかの馬場さんからの質問返し!
松田監督「自分の考えられることとか、想像していることって実現するかもしれないし、生きてる中で他の人には見えないものやできない体験をすることってきっとあると思って否定しないでいきたいです。僕自身に不思議な体験はないですけど、神社仏閣とかパワースポットとかは好きですし。」
馬場さん「パワースポットね!どうですか?(真宮さんは)パワースポットとか好きですか?」
ものすごーく自然に MCが監督から馬場さんへ変わっている(笑)
真宮さん「パワースポットも好きですし、パワーストーン欲しいです。」
パワーストーンを片手いっぱいの大きさで真宮さんが表現すると…
馬場さん「ものすごいでっかいパワーストーン欲しいんですね?!笑」
松田監督「パワーストーンって何ですか?」
真宮さん「持っているとエネルギーが湧いてきて、(ストーンの)近く置いてある物にも影響したりするんですよ。」
松田監督「それを買おうとしてるの?」
真宮さん「持ちたいです。」
馬場さん「よくここ(=手首)にブレスレットにしてつけてる方いらっしゃいますよね。集中力を上げたいとか。」
質問 2:撮影中の苦労話は?
真宮さん「監督が失敗を揉み消したシーンですかね…」
1回目の舞台挨拶で話題になった、真宮さんがビールをかけるシーンのことですね。
松田監督「あんまり言うとみんな気になっちゃうから!綺麗に揉み消してあるので大丈夫です!笑」
馬場さん「スケジュールがタイトでしたよね! 原宿っていう人の多い場所での撮影も大変でしたし。竹下通りで撮影したときなんかは、お店の呼び込みの外国人の方がものすごく声をかけてきたり。」
松田監督「外国人多かったね!撮影だから同じこと何回も繰り返してて、ちょっと普通の買い物客じゃない感じに見えるはずなのに声かけられてね。」
馬場さん「どうしても売りたい服があったんでしょうね!」
松田監督「新作だったのかなあ?笑」
馬場さん「今回 iPhoneXで撮影して、監督がカメラも回してたじゃないですか。監督しながら撮影もしてってどうでしたか?スタビライザーがそっぽ向いたりとかありましたけど。」
松田監督「機材のこともあったし、なんか独り言言ってたっぽいんだよね。」
馬場さん「言ってましたね。普段はね、チェックモニター見てですけど。」
松田監督「いつもは離れたところでぶつぶつ言いながら見てたんだけど、こうやって撮影もするとね…」
馬場さん「(顔の)すごく近くでカメラ回しながら“あ~ちょっと、あ~人が入っちゃったな、あ~”って。もう集中できない!笑」
松田監督「や~難しいなって思いましたね。」
真宮さん「映像を観ていただくと分かると思うんですけど、ものすごく色のタッチが綺麗で原宿らしさがよく分かると思います。今はない原宿駅の駅舎も観られますし。」
馬場さん「あと、平野良くんが弟役ですけど(実年齢は)僕と同い年なんですよ。それに僕、童顔だって言われることが多いので、『僕がお兄ちゃん…』っていう不安はありましたね(笑)」
松田監督「それは初耳ですね。」
馬場さん「最初にキャスト表を見たときに、『あ、鯛造くんだ!ちゃんとお仕事するの初めてだなあ。あ、良くんだ!弟、へえ~弟。…え?弟?』って。」
松田監督「そうなの?馬場くんと平野くん何か似てるなって思ったから。キャストも仲良かったよね。」
馬場さん「ずーっとお酒の話してましたね。平野くんが撮影当時に獺祭にはまっていて、獺祭の中でもレアなやつ…味の向こう側みたいなこと言ってたんだけど…なんだっけな。何か言ってて、それを本編でも言ってるんですよ!」
松田監督「僕も編集しながら不思議なこと言うな~って思ってたんだけど」
馬場さん「僕、そのシーンを撮ってるところは知らなくて出来上がった本編を観て、『うわ!本編で言ってる!』って。で、その後に愛子が一言言うんですけど、その一言がツボなんですよ。その流れを観てもらえたら嬉しいですね。」
馬場さん「アクションシーンも大変でしたよね。」
松田監督「アクションシーンも走るところも僕も一緒になって走り回ってましたからね。それに、普段カメラを回さないから距離感もつかめなくて、(キャストに)近付きすぎると(アクションシーンの)武器で叩かれるし(笑) あと、みんなコスプレもしましたね。」
馬場さん「コスプレしましたね。(真宮さんに)誰のコスプレが似合ってましたか?」
真宮さん「馬場くんが一番似合ってるし、そのまんまだと思います。笑」
馬場さん「僕はテジュが似合ってると思ってましたね。女性陣はちょっとセクシーな感じでしたし。みんなのコスプレも楽しみにしてもらえたら!」
コスプレから今年のハロウィンはフェイスガードに顔を書いてモンスターになればいいんじゃないかという名案が飛び出したところで、お時間です!
監督の失敗揉み消しシーン、平野さんの獺祭台詞、コスプレなどなど、見所満載の映画「 HARAJUKU~天使がくれた七日間~」は池袋シネマ・ロサにて上映中です!
2020年 9月 26日(土) 池袋シネマ・ロサ
ゲスト:馬場良馬さん、真宮葉月さん、松田圭太監督
緊急事態宣言が出されたことにより、当初 4月に予定されていた公開が延期になった「 HARAJUKU~天使がくれた七日間~」でしたが、ようやく 9月 25日に公開を迎えることができました。
待ちに待った公開を記念して、舞台挨拶を行いました。
感染対策としてお客様の入場数を制限し、登壇の人数も最小限に抑えるために監督が MCを務めるというコロナ禍ならではの舞台挨拶の様子をレポートします。
映画を観終わったお客様に暖かく迎えられて、さっそくひとりずつのご挨拶から、と思いきやいきなり言葉につまる監督(笑)
すかさず馬場さんが「さっき打ち合わせしてたじゃないですか!笑」とツッコミ。
いいコンビでスタートです!
馬場さん「本日は朝早い時間から、あまり天気もすぐれない中ですが足を運んでいただきありがとうございます。(新型コロナウイルス感染症が)このような状況の中ではありますが、楽しんでいただければと思います。」
真宮さん「本日はお越しいただき、ありがとうございます。真宮葉月です。短い時間ですが、宜しくお願いいたします。」
松田監督「監督・脚本・撮影・編集、あとは本日 MCを担当します、松田です。短い時間ですが楽しんでいってください。」
無事にご挨拶をいただけたところで、質問タイム!
質問 1:公開の延期が決まったとき、どう思いましたか?
馬場さん「自分自身、コロナの影響で舞台が数本、ドラマが1本飛んでしまい、『 HARAJUKU』も延期とはいえ、本当に延期で済むのだろうかと思っていました。映画は撮影しただけじゃ成立しなくて、映画館でお客様に観ていただいて初めて成立するものなので、無事に公開を迎えられてホッとしています。」
無事に公開が迎えられたことをキャスト・スタッフみんなが喜んでいますが、実は当初『 HARAJUKU』は 2019年公開予定でした。当初の予定から大きく公開がずれこんだので原宿の街並みも変化し…?
馬場さん「だってもう今、原宿の駅舎って新しくなってますからね!?」
松田監督「そうそう。このポスターの写真は前の原宿駅ですから。」
馬場さん「だからこのポスターも見る人によってはちょっとノスタルジックな気持ちになっちゃいますね。」
撮影からかなりの期間があいた『 HARAJUKU』ですが、真宮さんはどんな気持ちだったのでしょう?
真宮さん「今は配信サービスも充実していて、家でいろいろな作品が観られる時代ですけど、原宿や表参道の情景を大きなスクリーンで観てもらいたいってずっと思っていました。だから絶対に中止にはなってほしくないなって。」
松田監督「配信と映画館だと音の幅も全然違うので、やっぱり映画館で観てもらいたいですね。」
馬場さん「家で配信だとながら見とか一時停止とかできちゃいますけど、映画館ってその映画のためにある程度の時間を集中して過ごすっていうことができる空間なので、僕はそれが好きですね。便利な世の中ですけど、映画館や劇場みたいな古き良きものを残していきたいですよね。」
松田監督「いいこと言うねぇ~でも、本当に馬場くんの言う通りで、こういう状況になってやっぱり人と人が面と向かって会うってことや、映画館に行ったりするアナログ的な体験って絶対に必要だと思いますね。人として生まれてきて、人として色々な関係性を築いていくっていうね…」
映画に携わるキャスト、スタッフならではの感性が聞けたところで次の質問へ
『 HARAJUKU』は映画だけでなく、少しお話を変えて朗読劇も行っていました。そこで…
質問 2:映画と朗読劇、どちらも英雄役で出演した馬場さん、違いは何かありましたか?
馬場さん「映画を撮影したときには朗読劇のことはまだ知らなくて、映画は映画の英雄として生きていたので、朗読劇の方がまたゼロから異なる英雄をつくるエンジンをかけなくちゃって負荷はありました。その分、映画はまっさらな感じで演じていました。」
松田監督「映画はね、外に出るからパンケーキ食べたり竹下通りを歩いたりってまた違うよね。」
馬場さん「竹下通りで撮影しましたね!撮影は当時の最新機種だった iPhoneXで撮ってたんですよ?なのに今やもう 11が出ちゃって!」
松田監督「 iPhoneで撮ってね!こうやって。」
ここで松田監督、おもむろにポケットから私物の iPhoneを取り出す(笑)
馬場さん「 11じゃないですか!浮気しちゃって!しかも監督、ライトついてますよ!笑」
松田監督「思ってたように上手く出せなかった…」
馬場さん「みなさんもうお気づきだと思いますけど、監督ちょっと天然なんですよ!だからね、撮影中も“あれ、押すの忘れちゃってた…”みたいなのもねえ?あんな大事なシーンでねえ?」
真宮さんに同意を求める馬場さんと笑っちゃってる真宮さん(笑)
馬場さん「(真宮さん)言っちゃってくださいよ!どんだけ大事なシーンだったか!」
真宮さん「お好み焼き屋さんで私がビールをかけるシーンで、“よーいスタート!”の声でビシャーってビールかけたら、(監督が)“あ、録画忘れてた”って(笑)」
馬場さん「そんなことあります!?」
松田監督「僕もね、よく分かんなくなっちゃって、“急いで拭けば大丈夫”とか言っちゃって。“髪の毛拭いて!”“衣装はもう…仕方ない!”みたいな(笑)」
馬場さん「ということは、粗を探すようですけどよく見たらちょっと濡れてるってことですか?」
松田監督「いえ、濡れてないです(断言)」
監督の言い切りっぷりに会場爆笑
松田監督「ほら、時間も時間だったじゃない?」
真宮さん「朝の 4時とか 5時くらいまで撮ってましたね。」
松田監督「そりゃあ RECボタン押さないことだってありますよ。」
馬場さん「よりによってそのシーンはダメじゃないですか!?」
松田監督「そういうシーンだから起きるんだよ。」
馬場さん「でもねえ?かける方は 1回だとしても心苦しいじゃない?」
真宮さん「撮る前に“ 1回で終わらせるからね!”って何回も言ってたんですよ。」
松田監督「あれ、リハーサルじゃなかったっけ?(真宮さんが間違って)かけちゃったんじゃないの?」
馬場さん「女優さんのせいにしてる!笑」
松田監督「あれ~?そっか。すみません(笑) でも、よかったんじゃないですか?笑」
あまりのしらばっくれと、スタッフからの締めてくださいというカンペに急に話をまとめ始めた監督に馬場さんが爆笑
最後の締めへ…
松田監督「こういう状況の中で今日こうして劇場で作品を観ていただいて、改めて人に会って話すっていうのは大切だし、健康的な行為なんだなっていうのを認識できたし、そういうテーマも含んだ作品なので何かひとつでも心に残るシーンがあればいいなと思います。本日はお越しいただき、ありがとうございました。」
真宮さん「今回撮影した場所は現実にある場所ばかりなので、こういう状況ではありますけど、映画を観て原宿におでかけをしたときには、景色も楽しんでいただけたらなと思います。今日はありがとうございました。」
馬場さん「本日は短い時間ですがありがとうございました。この作品は 2年間、卵を温めているような感覚でした。昨日、陽の目を見ることができて嬉しく、そしてホッとしています。コロナで僕たちエンターテイメントに携わる人間は一番最初に必要ないとされる仕事なのかと思いましたが、こうしてコロナと戦っていく中で、元気に生きていくためにエンターテイメントは絶対に必要だなというのを日々実感しています。映画館に足を運ぶことで、息抜きをして、この映画を観ることで“生きるってなんだろうな”“大切にしたい人ってなんだろうな”と思いながら明日からまたアルコール消毒に努めていただければと思います。本日は誠にありがとうございました。」
監督が MCを務める、今ならではの舞台挨拶でした。
これからご覧になられる方は、“ビールのシーン”濡れているか要チェックです!
「 HARAJUKU~天使がくれた七日間~」は池袋シネマ・ロサにて上映中です!
「 HARAJUKU~天使がくれた七日間~」公開記念舞台挨拶< 2回目>
2020年 9月 26日(土) 池袋シネマ・ロサ
ゲスト:馬場良馬さん、真宮葉月さん、松田圭太監督
舞台挨拶 2回目のレポートです!
2回目も松田監督 MCでの進行で進みます。
2回目もおひとりずつのご挨拶に続いて質問タイム!
1回目に惜しくも時間切れで聞けなかったことを質問します。
松田監督「では、進めていきます。………(カンペ)見ないと。」
監督、さっそくカンペを取り出します。
馬場さん「急にたどたどしくなりますね。さっき楽屋であんなに流暢に喋ってたのに、ここ(=舞台)まで来たら急に“あ、はい。はい。”って小学生みたいになって(笑)」
松田監督「やっぱりさ、人目って緊張するよね。こんなに人に見られてるかと思うと……人目怖い(笑)」
そんな人目の怖い松田監督が進行していきます。
質問 1:本作は天使が出てくる少し不思議なお話ですが、馬場さんと真宮さんは不思議な体験をしたことはありますか?
真宮さん「占いとか気にしちゃいますね。」
馬場さん「『 HARAJUKU』は英雄の前に天使が現われて、これから自分が死ぬことを知った英雄が死ぬまでの最期の七日間をどう過ごすかっていうお話なんですけど、脚本も監督ということで、監督自身も不思議な体験をしたからこそのこの脚本ですか?」
まさかの馬場さんからの質問返し!
松田監督「自分の考えられることとか、想像していることって実現するかもしれないし、生きてる中で他の人には見えないものやできない体験をすることってきっとあると思って否定しないでいきたいです。僕自身に不思議な体験はないですけど、神社仏閣とかパワースポットとかは好きですし。」
馬場さん「パワースポットね!どうですか?(真宮さんは)パワースポットとか好きですか?」
ものすごーく自然に MCが監督から馬場さんへ変わっている(笑)
真宮さん「パワースポットも好きですし、パワーストーン欲しいです。」
パワーストーンを片手いっぱいの大きさで真宮さんが表現すると…
馬場さん「ものすごいでっかいパワーストーン欲しいんですね?!笑」
松田監督「パワーストーンって何ですか?」
真宮さん「持っているとエネルギーが湧いてきて、(ストーンの)近く置いてある物にも影響したりするんですよ。」
松田監督「それを買おうとしてるの?」
真宮さん「持ちたいです。」
馬場さん「よくここ(=手首)にブレスレットにしてつけてる方いらっしゃいますよね。集中力を上げたいとか。」
質問 2:撮影中の苦労話は?
真宮さん「監督が失敗を揉み消したシーンですかね…」
1回目の舞台挨拶で話題になった、真宮さんがビールをかけるシーンのことですね。
松田監督「あんまり言うとみんな気になっちゃうから!綺麗に揉み消してあるので大丈夫です!笑」
馬場さん「スケジュールがタイトでしたよね! 原宿っていう人の多い場所での撮影も大変でしたし。竹下通りで撮影したときなんかは、お店の呼び込みの外国人の方がものすごく声をかけてきたり。」
松田監督「外国人多かったね!撮影だから同じこと何回も繰り返してて、ちょっと普通の買い物客じゃない感じに見えるはずなのに声かけられてね。」
馬場さん「どうしても売りたい服があったんでしょうね!」
松田監督「新作だったのかなあ?笑」
馬場さん「今回 iPhoneXで撮影して、監督がカメラも回してたじゃないですか。監督しながら撮影もしてってどうでしたか?スタビライザーがそっぽ向いたりとかありましたけど。」
松田監督「機材のこともあったし、なんか独り言言ってたっぽいんだよね。」
馬場さん「言ってましたね。普段はね、チェックモニター見てですけど。」
松田監督「いつもは離れたところでぶつぶつ言いながら見てたんだけど、こうやって撮影もするとね…」
馬場さん「(顔の)すごく近くでカメラ回しながら“あ~ちょっと、あ~人が入っちゃったな、あ~”って。もう集中できない!笑」
松田監督「や~難しいなって思いましたね。」
真宮さん「映像を観ていただくと分かると思うんですけど、ものすごく色のタッチが綺麗で原宿らしさがよく分かると思います。今はない原宿駅の駅舎も観られますし。」
馬場さん「あと、平野良くんが弟役ですけど(実年齢は)僕と同い年なんですよ。それに僕、童顔だって言われることが多いので、『僕がお兄ちゃん…』っていう不安はありましたね(笑)」
松田監督「それは初耳ですね。」
馬場さん「最初にキャスト表を見たときに、『あ、鯛造くんだ!ちゃんとお仕事するの初めてだなあ。あ、良くんだ!弟、へえ~弟。…え?弟?』って。」
松田監督「そうなの?馬場くんと平野くん何か似てるなって思ったから。キャストも仲良かったよね。」
馬場さん「ずーっとお酒の話してましたね。平野くんが撮影当時に獺祭にはまっていて、獺祭の中でもレアなやつ…味の向こう側みたいなこと言ってたんだけど…なんだっけな。何か言ってて、それを本編でも言ってるんですよ!」
松田監督「僕も編集しながら不思議なこと言うな~って思ってたんだけど」
馬場さん「僕、そのシーンを撮ってるところは知らなくて出来上がった本編を観て、『うわ!本編で言ってる!』って。で、その後に愛子が一言言うんですけど、その一言がツボなんですよ。その流れを観てもらえたら嬉しいですね。」
馬場さん「アクションシーンも大変でしたよね。」
松田監督「アクションシーンも走るところも僕も一緒になって走り回ってましたからね。それに、普段カメラを回さないから距離感もつかめなくて、(キャストに)近付きすぎると(アクションシーンの)武器で叩かれるし(笑) あと、みんなコスプレもしましたね。」
馬場さん「コスプレしましたね。(真宮さんに)誰のコスプレが似合ってましたか?」
真宮さん「馬場くんが一番似合ってるし、そのまんまだと思います。笑」
馬場さん「僕はテジュが似合ってると思ってましたね。女性陣はちょっとセクシーな感じでしたし。みんなのコスプレも楽しみにしてもらえたら!」
コスプレから今年のハロウィンはフェイスガードに顔を書いてモンスターになればいいんじゃないかという名案が飛び出したところで、お時間です!
監督の失敗揉み消しシーン、平野さんの獺祭台詞、コスプレなどなど、見所満載の映画「 HARAJUKU~天使がくれた七日間~」は池袋シネマ・ロサにて上映中です!