そして、なんと言っても圧巻なのが総勢40名の出演者たちが全員女子! セーラー服、ゴスロリ、アーミールックなど様々なコスチュームの彼女たちが魅せるアクション&バイオレンス。そして女子だけだからこそ生まれる「友情」と「恋愛」の狭間で芽吹く微妙な感情も交えつつ、少女・瀬名が必死に「孵化」をしようとするがための「葛藤」の切なさが観る者の心を突く。
舞台同様に原案は週刊少年マガジンに連載中の『リアルアカウント』が累計230万部を突破した注目の作家・オクショウが担当。人気バラエティ番組『AKBINGO!』やアイドル漫画『バックステージ!』舞台『ミエタミエナイセカイ』等数々のアイドル企画、運営に関わり、多くのヒロイン達を輝かせることを得意とする。自身も『ニノさん』『ZIP!』(共に日本テレビ)『NEWSな2人』(TBS)等に出演。サブカル・ピープルたちのツボを知りつくした彼が創り出す独特な世界観に引き込まれれば120分間がアッと言う間に突き抜けて行く。
異色のアイドルユニットCLEAR’Sの『キミの翼へ』が主題歌としてエンディングを飾る。監督は『夢の続きをもう一度』、『便利屋エレジー』と17年に2本の公開作を放った土田準平。
殺しに追いかけて来る女子生徒たちから無事に瀬名は自ら命を守ることができるのか?
残り4日、残り3日、残り2日、残り1日、少女たちの殺戮のカウントダウン、最後に生き残るのは誰か?
【監督・脚本:土田準平】
専門学校在学中に制作した作品が国内最大級の短編映画祭「札幌国際短編映画祭」のオフシアター部門で優秀作品として上映される。卒業後、NHKのドキュメンタリー番組、フジテレビの報道番組の制作に携わり、2012年に「ミスユニバース・ジャパン」のドキュメンタリーDVDを監督。2013年に『本当にあった投稿闇映像 劇場版』にて劇場デビュー。その他の監督作に『夢の続きをもう一度』(16年)、『便利屋エレジー』(17年)がある。
【脚本:桃原秀寿】
2011年9月に旗揚げされた演劇ユニット「@平熱43度」で主宰を務めながら作家、演出、役者、そして同ユニットの作品で使用する楽曲の作詞も担当している。15年からは外部作品の脚本、演出も精力的にこなしている。舞台版『放課後戦記』(16年)においても脚本を担当しており、本作が映画デビューとなる。主な舞台脚本、演出作にD’TOT 7th act『緋色八犬伝』(15年)、LIVE&STAGE『ソングドリーマーズ☆』(15年)などがある。
【原案:オクショウ】
大学進学の為、上京すると同時に作家活動を開始。バラエティ番組などの構成を経て、「別冊少年マガジン」にて公募された「頭脳バトル漫画コンペ」に受賞し、同誌2014年2月号にてSNSを題材にした『リアルアカウント』の連載を開始、現在は週刊少年マガジンにて連載中。漫画原作を中心としながらも舞台版『放課後戦記』(16年)の原案や映画『中の人』(17年)脚本、舞台『ミエタミエナイセカイ』(16年)作・演出など幅広い分野で活動。
【主題歌:CLEAR’S『キミの翼へ』】
日本全国お掃除計画を目的とし、「街はみんなのごみ箱じゃない !」をキャッチコピーに2011年2月25日、お掃除好きの女の子4人が集まり結成したアイドルユニット。14年9月にメジャーデビュー曲「ビ・ビ・ビ・ビューティー!!!」でオリコンウィークリー8位を獲得して以降、常連としてチャートを賑わせている。本作の主題歌『キミの翼へ』は17年6月にリリースされた『HEART WASH』に収録されている。