「インフォ・メン 獣の笑み、ゲスの涙。」初日舞台挨拶レポート
2017年12月9日(土) 池袋シネマ・ロサ
20:45の回上映前
ゲスト:鈴木勤、岸明日香、逢澤みちる、加藤明子、金子智明監督
一言ずつご挨拶をしていただき、MCからの質問を交えたトークタイム!
まずは、鈴木さんへ
Q.初主演映画ということでいかがでしたか?
鈴木:主演ということがすごくプレッシャーだったけど、周りのみんなと楽しくできたと思います。
そもそも関西人ではない僕が関西弁できるのか不安でしたが、みんなが関西弁のイントネーションを教えてくださって、支えられました!
敬語になるとどうしても関西弁じゃなくなってしまっていたので、現場では敬語禁止ね!って言って、普段から関西弁を喋るようにしてました。
MC:先程、控室でお話されてましたが、お酒を飲むと関西弁になるとか?
鈴木:エセなんですけど!この撮影の後からお酒を飲むと関西弁になってしまうという病気を患ってしまって(笑)
この前監督と飲んだときには「お前それエセやで」って言われたりしてるんですけど、止まらないです(笑)
(撮影期間は)短い時間だったんですけど、すごく密な時間で、その時間があったからこその今でも関西弁が出るってことなのかなって思います。
劇中の関西弁ちょっとやっぱり変なところがあるんですけど(笑)、大目に見てください!
岸:さっき、控室でも監督が(鈴木さんの微妙な関西弁に対して)“ごんごん語”だよねって言ってました(笑)
監督:関西人は関西弁に厳しいですからね。
鈴木:そうなんですよ!スタッフさんもほとんど関西の方で!
監督:なので関西弁に関しては厳しくしてたんですけど、途中からなんかごんごんの言葉に聞こえてきて、違和感が可愛らしく感じてきちゃいまして(笑)
鈴木:ちなみに今日のお客さんに関西の方っていらっしゃいますか?
ちらほら客席から挙がる手に
鈴木:ああ!関西の方結構いらっしゃる!!もうダメだ!やばい!
続けてMCから
MC:悟志と鈴木さんご自身の共通点はありますか?
鈴木:本当に、僕ダメなんですよ!悟志と変わらないので、同一人物がやってると思って観てもらって問題ないです!
監督:全然違うと思います!
岸:真面目やん!
鈴木:悟志っていうダメキャラを演じたのが初めてで、右も左もわからない状態だったんですけど、この強い女性たちの中、されるがままやっていればダメな悟志ができると言うか、転がされてました!
女性がめちゃくちゃ強いので、男性の方は観ているうちに「俺もダメ人間になれるかも…」って思う節が絶対にあると思います(笑)
岸・逢澤・加藤揃って:なれるかもって、ちょっと!笑
まるで悟志のように女性陣からツッコミを受ける鈴木さんでした(笑)
続けて岸さんへの質問
Q.劇中で見事な悪魔っぷりを発揮していますがいかがですか?観たところ、鈴木さんの顔を踏むシーンもあったとか?
岸:悪魔っぷり(笑)
そうですね!クランクインして「宜しくお願いします!」って挨拶をしたその直後に、「はい、じゃあ体勢入って(鈴木さんの)顔踏んでください」って言われて、これが一番最初って無理無理って思ってたんですけど、意外と快感でした!笑
あと、ゆかりちゃんはどぎつい関西弁を使うのと、コメディなのでオーバーリアクションというか、オーバーな言い回しをするようにしていました。
MC:そんなゆかりを演じている岸さんが主題歌を担当されているということで、いかがですか?
岸:主題歌を歌いませんか?ってお話をいただいたときにはびっくりしたんですけど、歌うのが好きなので、ぜひやらせてくださいとお返事させていただきました。
大きなスクリーンで自分の歌が流れるなんて経験したことないので、すごく楽しみです!
こちらの主題歌を収録したCDは劇場で販売中です!
続きまして逢澤さんへ
Q.ナンバーワンキャバ嬢の役はいかがでしたか?
逢澤:右に同じく私も普段ポンコツなので(笑)(この日の立ち位置は客席から見て逢澤さんの右隣は鈴木さんでした)、ナンバーワンキャバ嬢ってどうしようかとプレッシャーから入りました。
ちなみにこのとき、逢澤さんに右に同じくと言われた鈴木さんは爆笑(笑)
(逢澤さんが続けて)プレッシャーから入った上、明日香ちゃんとのライバル役なので、“はんなりGカップ”(岸さんのキャッチフレーズ)にどうやって勝とう?!って考えました!
それで役作りというか、銀座のお店で5日間くらい修行させていただきました。
一同:えー!?(共演者もスタッフもみんな初耳でした)
鈴木:働きに行ったの?
逢澤:そうそう。ママに付いて教えていただいて、やってみる?みたいな感じで本当にお客さんに付かせていただきました。
ママには「ナンバーワンは顔じゃないのよ、心よ」って言われて、その言葉を胸に心の部分から役作りしていった感じです。
誰も知らなかった逢澤さんの貴重な役作りエピソードが聞けたところで、加藤さんへの質問
Q.無料案内所の店長として、実在するお店で撮影はいかがでしたか?
加藤:文字通り夜のミナミでの撮影だったんですけど、通行人のみなさんがいい感じに酔っていらっしゃるんですね。そんな中で撮影してると声をかけてきてくださるんですよ(笑)
私が衣裳のお店の制服姿でいたら、一人の方が本当にお店のスタッフと間違われて「このあたりにいい感じのお店ないの?」って話しかけてきてくださったので、ここはなりきろうと思っていっぱいあるよ!って言っておきました(笑)
MC:玲奈とご自身は近いキャラクターですか?
加藤:ものすごく近くて、映画のお話をいただいたときに有難いなと思いました。普段の私のキャラクター性がそのまま出てますね。強い女性という部分にナチュラルに入り込めました。
MC:(監督へ)バリバリ働く女性というイメージから女性店長というキャラクターですか?
監督:加藤さんご自身にもバリバリ働いていらっしゃるイメージは当然持っていました。ただ、実際のお店には女性店長はいらっしゃらないんですよね。なので、さっきの逢澤さんの銀座のママのお話じゃないですけど、学べる場所がないので役作りに申し訳ないなと思っていました。
加藤:自分のままですごく楽しく撮影させていただきましたよ(笑)
なので映画を観て、私を知っていただきたいなと思います(笑)
鈴木:悟志への衝撃の指導もありますしね!笑
監督:(鈴木さんと加藤さんの)2人のシーンは結構アドリブが多かったんですよ。
鈴木・加藤:台本にないところで結構遊んじゃいましたね。
加藤:勤さんのファンの方に先に謝っておきます。衝撃の指導をしておりまして!
鈴木:初っ端から衝撃ですから!笑
どのシーンのことかは映画を観てのお楽しみ!
お一人ずつに質問をしてきて、最後は監督への質問
Q.今回、脚本と監督を担当されたということですがいかがでしたか?
監督:僕も関西出身なので分かるんですが、大阪のミナミってすごく独特なんです。そこの夜の無料案内所の話をつくるってなると、世界観としてはどうしても東京には勝てないんです。歌舞伎町みたいなイメージとはまた違って、笑いもあれば喧嘩もあって、クズもいればおもろい奴もいるみたいな(笑)
そんなカオスな世界観を持つ場所なので、実際にそれをどうやって台本の中に落とし込もうかって考えたときに、人物がおもしろい話を作れたらなというのが大前提で書かせてもらいました。
その上で、普段見ない一面を描きたいと思ったんですね。例えばごんごんは普段かっこいいからどんだけクズにできるか、とか。そういうところをファンのみなさんに見てもらえればと思います。
撮影中はキャストのみなさん好き勝手にしていただいて(笑)、みんなが暴れた楽しい映画になったと思います!
来場者プレゼントの抽選会、マスコミフォトセッションと終わったところで最後に鈴木さんから一言。
鈴木:今日は遅い時間ですが、お集りいただきありがとうございます。キャスト、スタッフみんな年齢も近く、仲良くやってこれた作品だと思っています。
楽しく、ほっこりする作品になったと思います。
この後出てくる僕は、誰だか分かんない感じになってますけど、そのくらい頑張れたし、大好きな作品です!
最後まで楽しんでいってください。今日はありがとうございました!
笑いあり、ツッコミありの楽しい舞台挨拶になりました!
「インフォ・メン 獣の笑み、ゲスの涙。」絶賛公開中です!